矢元政行
Masayuki Yamoto

「記憶の中の情景」
平成22年3月8日〜3月28日
矢元政行(やもとまさゆき)
登別市在住

1953年   北海道伊達市生まれ
1976年   北海道教育大学美術科卒業

公募展・団体展・受賞
1975年   全道展出品(’84奨励賞、’85道新賞、’86佳作賞、’87会友賞)
1979年   行動展出品(’84奨励賞、’90新人賞、’91安田火災美術奨励賞、’92行動美術賞)
1987年   北海道の美術’87(北海道立近代美術館)
1988年   安井賞展選抜(’93’94西武美術館)
1989年   北海道・今日の美術〜世紀末の風景〜(北海道立近代美術館)
         日本海美術展(’92優秀賞、富山県立近代美術館)
1991年   第4回札幌時計台美術文化大賞展 大賞
         行動美術新人選抜展(紀伊国屋画廊)
         第2回生まれ出づる悩み展(岩内・荒井美術館)
1993年   安田火災奨励賞展・新作秀作賞(安田火災東郷青児美術館)
1994年   第28回文化庁現代美術選抜展
         行動美術3人展(ギャラリーTAP)
1995年   別府近代絵画展(’98別府市美術館)
1996年   10の視角展(〜’02銀座井上画廊)
2002年   安田美術賞(第21回安田火災美術財団選抜奨励賞展)
2003年   具象の新世紀展(〜’06)
         7の視角展(〜’06)
         ACT5展(’06)
2004年   選抜東春展(渋谷東急)


行動美術協会会員、全道展会員

〒059−0028
登別市富岸町2丁目29−11
Tel/Fax 0143−86−2901

 私にとって、絵を描くと言うことは、心の中の澱(よどみ)を吐露するような行為だと思っている。作品には、自分なりの現代を映し出してみたいと考えている。何万人もの人々が住んでいる圧倒的な高層スラムの存在感。アリ塚のような巨大なコンクリートの塊となったアパート群。内部のラビリンスを思わせる狭く暗い街路には、壁面を這うように覆う導管や電線が無数に張り巡らされていて、まるで内臓の襞を歩いているようだ。湿気やにおいが漂う、溶融するルツボのような壮絶な人間の集合形態。現代の得体の知れない不可解さを表したかったが、思うに任せずなかなか筆が捗らない。結局何年も時間がかかってしまう。ほとんどが未完の作である。
矢 元 政 行



「陸に上がった船U」(M100)

「未完のモニュメント」(S100)

「陸に上がった船T」(F130)



左「摩天楼」(S100)と
右「モニュメント」(立体テラコッタ 45×30×65))

「回旋塔U」(162×60)
 


「遠い風景」(230×60)

左「飛行船」(M100)
右「モニュメント」(32×45、102×45))

「未完の奇想都市」(F130)
 

 矢元政行氏の作品の特徴の一つに、おびただしい数の人間が描かれていることがあげられる。その多くは、氏のコメントにあるように「溶融するルツボのような壮絶な人間の集合形態。現代の得体の知れない不可解さ」を表しているようだ。格差社会とか閉塞感漂う現在の日本の状況を象徴しているようだ。でも仔細に眺めてみると幸福で楽しそうな人々も描かれている。「現代の得体の知れない不可解さ」なのか。


 絵画の額は、氏の手作りだ。弁柄色に塗ったものや赤と黒の漆を重ね塗りしたもの、節のある木材を使って力強さを出したものなどいろいろな試み工夫が見える。とても面白い。

作品展示作業


エントランスアート
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