大井敏恭 坂巻正美
Ohi Toshiyasu  Sakamaki Masami
Exhibition

平成22年1月11日〜1月31日
大井敏恭(おおいとしやす)
Visual Artist
坂巻正美(さかまきまさみ)
彫刻家

大井敏恭 坂巻正美
略歴
札幌市生まれ
1981年  San Francisco Art Institute 大学院終了
現   在  SAG(Sapporo Artists Gallery)ディレクター


主な活動など
 1978年以来、サンフランシスコと札幌をベースに制作、発表活動を行っている。
 作品は、多様な素材を使い、立体、半立体、平面を手がけ現在に至っている。カリフォルニアを中心に、日本、ドイツ、アメリカの個人、企業、大学、美術館などに収蔵されている。

 表現する立場から、多様な文化圏と時代のなかで変遷を続ける芸術の表現様式や意味が、現代と未来に向かってどんな可能性があるのかを模索すると同時に、制作体験に基づいた表現に向かう論理的な考察(Creative Thinking For Fine Art)を大学での美術教育法に導入。

アートに関わる創造的な方法論とアプローチを、アート以外の一般の事象にも応用する。

 2004年設立の SAG などの活動を通してFine Art For Creative Thinkingを模索している。


























e-mail   ohitoshiyasu@hotmail.com
略歴
1961年  千葉県湖北生まれ
1986年  東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
1988年  東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻終了
現   在  北海道教育大学准教授(芸術課程担当)

個展
1991年  ギャラリーなつか/東京
1992年  ギャラリーホワイトアート企画/東京
1994年  ギャラリー美遊/東京
1994年  東京デザインセンター企画/東京
1996年  横浜ガレリアベリーにの丘ギャラリー
          野村国際文化財団後援/横浜
1998年  東長寺講堂 P3 art and enviroment
          東長寺後援/東京
2005年  音威子府村 企画/北海道

グループ展
1989年  「三木成夫追悼展」 東京芸術大学/東京
1994年  「CONDITIONS OF LIFE 1981-1994」
        ギャラリーホワイトアート 企画/東京
1995年  「ヨコスカのプロフィール Par 1」
        カスヤの森現代美術館 企画/横須賀
1999年  世界陶彫シンポジュウム <招待>
        「現代の陶彫−日本とアメリカ」 セラテクノ土岐/岐阜
2000年  「アートワーク2000 in たきの」 <招待>
         滝野すずらん公園/札幌
2002年  「IHFR Conference 2002」 /フィンランド・ヘルシンキ
2002年  「ノーザン・エレメンツPart2:大地」
         ギャラリー門馬 企画/札幌
2003年  「アジアプリントアドベンチャー2003」
         北海道立近代美術館/札幌
2003〜04年「北の創造者たち展−虚実皮膜」
         芸術の森美術館/札幌
2005年  「樹を語り作品展」 エコミュージアムおさしまセンター
         BIKKYアトリエ3モア/北海道
2006年  「アート@つちざわ(土澤)」
         まちかど美術館+萬鉄五郎記念美術館/岩手

       その他グループ展多数

フィールドワーク
 「環太平洋北方圏の先住民文化について、その現代的意義をモチーフとした空間造形」プロジェクト

2007年  北米北西海岸先住民について
         カナダ・クイーンシャーロット島
2008年  ロシア極東アムール川流域先住民について
2009年  本邦・東北・北海道にて、狩猟及び民間信仰等
         生態系文化探訪

e-mail   sakamaki@iwa.hokkyodai.ac.jp


「誰も知らない/CIVILIZATION」(左下)
「大気/ATMOSPHERE」(右上)
大井敏恭

「けはいをきくこと・・・北方圏における森の思想V
(振舞い方 その1)」
坂巻正美


「北方圏における森の思想V・・・・・・振舞い方 その1」

Bear = Man

 此処は、羆(ヒグマ)が人として振る舞い、人が羆として振舞うユーラシア極東の島。
 この作品は、この場所を再び生きることへの試みとしての3枚の鏡。
 熊の名は、ユーラシアから北米へと連なる北方圏の森で「山の神」「森の王」「獅子神」「山親父」「森の人」などと呼ばれ、太古から生態系の頂点に位置する神々の一族として祀られてきた。このような思想は、この島でも受け継がれている。この場所で生きてきた古の人々は、この場所を山や海の彼方と結ばれる空間として実感し、自然を社会そのものとして捉える森の思想を育んできた。
 今我々は、森を一時の癒しの対象物や社会との対立軸に置かれる物として消費し、日常を無機質なコンクリートとガラスの空間に囲まれ、どこに居ても地球を包み込む網の目の末端に繋がり、今居るこの場所を生きる必要が無い。
 この作品は、古くから伝わるこの場所での振舞い方を現代に映し出すための鏡として設え、凄まじい勢いで増殖し続ける網の目に囲い込まれ、流れを堰き止められたこの場所へと、再び「古の森」の水脈を導き入れる試み・・・・・・・・・・・

2010 初春 札幌 坂巻正美
「けはいをきくこと・・・北方圏における森の思想V(振舞い方 その1)」
坂巻正美

「誰も知らない/CIVILIZATION」
 前にわずかに倒れつつ、その身体を受け止めながら前進しまた倒れて行く。これを繰り返して僕らは歩いて行くのだが、そのせいで、やってくる物に備えて身の安全を図るため前方に注意をはらい、転ばぬようにうつむき加減に歩いている。前方は未来であり地面は自分を支えるよりどころだから、不注意は生死にかかわるのだ。そもそも生きる事は危険なのだ。予想される事態に備える、これが文明人の生き方だ。
そのため、国家を作り、社会を形成し、政治と経済を掌る。でも、どこに向かって行くのかは誰も知らない。

「大気/ATOMOSPHERE」
 僕らの頭上は、はるかな神々の領域で、当面生きるために意識を向ける事はほとんど必要は無い。見上げると人間のあらゆる気がかりや心配事を超越し、ながれる季節と大気が狂ったような混沌の舞を踊っている。

大井敏恭
「誰も知らない/CIVIKIZATION」
大井敏恭
「大気/ATMOSPHERE」
大井敏恭
「ATMOSPHERE」
大井敏恭


展示作業風景


エントランスアート
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