
日本画は、画材やその処理が面白い。
この作品のビルや電柱の下地は銀箔で、それにまだらに硫黄を塗り硫化させ黒色を出している。その上から岩絵具で描く。古びた感じがよく出て面白い。 |

左と同じ作品の空の部分には無数の割れ目がある。白の顔料「胡粉」を厚塗りし乾燥した後、画紙をクシャクシャにして割れ目を入れるそうだ。左と同じようにその後コーティングする。 |

日本画は、和紙に描かれることが多い。和紙は透水性があり絵具が滲むので、それを防止するため「礬砂(どうさ)」(膠の液の中にミョウバンを少量加えたもの)を塗る。この絵では絵具の滲みを効果的に出すため礬砂を使っていない部分がある。
|