森川亮輔 彫刻展
[mail No.6]
〜時の彼方へ〜
平成18年9月25日〜10月15日
森川亮輔(もりかわりょうすけ)
中川郡音威子府村在住

1947  東京生まれ
1971  東京教育大学芸術学科彫塑科卒業
1995  福島県いわき市に移住
1999  北海道川上郡弟子屈町に移住
2001  北海道中川郡音威子府村に移住

個 展
1979  スルガ台画廊(東京)
1980  藍画廊(東京)
1983  ギャラリーオカベ(東京)
1984  村松画廊(東京)
1987  村松画廊(東京)
1988  ギャラリー檜(東京)
1989  なびす画廊(東京)
1990  藍画廊(東京)
1992  藍画廊・なびす画廊(東京)
1993  ギャラリー日鉱(東京)
1994  プラザギャラリー(東京)
1995  ギャラリーオカベ・アートフォーラム谷中(東京)
1996  武蔵野画廊(いわき市)・ギャラリー檜(東京)
      ホテル大黒屋(板室温泉 栃木)
1997  伊勢丹府中店(東京)・ギャラリー檜(東京)
      たましんギャラリー(東京)・胡椒亭(東京)
1998  「ニューアートシーン」(いわき市立美術館 いわき市)
      萌画廊(東京)・ギャラリーgen(埼玉)
      武蔵野画廊(いわき市)
1999  釧路フィッシャマンワーフMoo(釧路)
2000  ホテル風曜日(弟子屈町)
      旭岳 湧駒荘(東川町)
      川湯エコミュージアムセンター(弟子屈町)
2006  旭川NHKギャラリー(旭川)
グループ展
1988  第1回現代日本木刻フェスティバル
      (岐阜県関市)
      エクスタシ展(千葉県立美術館)
1990  第2回現代日本木刻フェスティバル 佳作賞
      (岐阜県関市)
      distance展(ギャラリー檜 東京)
1992  第3回現代日本木刻フェスティバル
      (岐阜県関市)
1996  いわき市民美術展 佳作賞(いわき市)
1999  「境界を越えて part1」
      (いわき市立美術館 いわき市)
2000  「あたたかなかたち」展(一関市文化会議所)
2001  AIZU ART COLLEGE(会津 三島町)
2003  北海道立体表現展(北海道立近代美術館)
2004  第13回 樹を語り作品展(音威子府村)
2005  樹を語り作品展(音威子府村)
2006  森川亮輔・渡辺明2人展(音威子府村)

 より制作活動に専念できる場所を求めて5年前に道北の音威子府村に移住した森川亮輔。その制作の拠点となるアトリエの建築に1年半を要した。その間、一切の制作を中断して2003年から制作活動を再開。今年になってから個展(NHK旭川放送局)も再開した。mail No6は、制作再開後の展覧会毎に「音威子府から6回目のメッセージを送ります」の意味だ。
 STV北2条ビルの吹き抜けのあるエントランスを大きな「庭」と見立て、空洞となっても外へ外へ生きようとする樹の逞しさ美しさを大小併せ14の新作に込めた。タイトルは、「〜時の彼方へ〜」。数百年をかけて形つくられた素材は、森川亮輔の木に内在する「時」を彫りだす作業を経て、日々の仕事に追われる現代人に時空を越えた神秘と気高さを感じさせてくれる。
マカバ 70×65×275cm
芯が空洞になったマカバ。樹齢250年前後であろうか。林業の現場では、このように空洞となった木材の用途は、歳月が形つくった証が粉々に砕かれチップとして製紙工場へ送られる運命にある。多分、このような樹は数多くあるのだろうが森川亮輔の手を経て、まさに「時の彼方へ」を感じさせる力強い生命力を持った作品として生き返る。
 

ミズナラ 250×110×95.5cm

シナ 75×55×220cm
樹は生き物。乾燥するとひび割れる。それを防ぐため展示場の湿度をコントロールしたり樹の表面から水分の蒸発を少なくするため表面処理を施す。処理剤としていろいろな素材を試したが現在は最もよいものとして自然素材のミツバチの蜜蝋を使用しているとのこと。その蜜蝋は近郊の養蜂家から、素材の樹も隣町の美深町の木工場から調達している。自然に恵まれた素材の入手と制作に専念できる環境として音威子府は最適だ。
写真左は、1.5トンはあろうかというミズナラ。下の写真でその重みを想像してください。


エンジュ 23×20×57cm

ケヤキ 21×26×38.5cm
この素材だけが、本州産の樹を使用。

写真右は、
タモ 81×47×30cm

シナ 80×65×140cm

サクラ 40×39×46cm

カシワナラ 42×75×42cm


ミズナラ(250×110×95.5cm)の搬入の様子。
ユニックでトラックから下ろし台車に載せる。

人がかりで台車を動かし
エントランスホールへ移動。

所定の場所に台車をおく。

3脚とチェーンブロックで台車から下ろす。知恵と体力勝負の世界。

マカバ(70×65×275cm)の設置は、機械力を使えず最も過酷だった。

階段踊り場へ上げるために7人の男手を必要とした。

立ち上げは、比較的スムースに終る。

エントランスアート
トップへ