川 上 り え
RIE KAWAKAMI EXHIBITION
EARTH ENERGY

平成17年8月29日〜9月18日

川上りえ(かわかみ りえ)

石狩市在住

北海道造形デザイン専門学校非常勤講師
 北海道教育大学札幌校非常勤講師
 札幌大谷短期大学非常勤講師
 北海道日米文化交流協議会メンバー


 1987  多摩美術大学卒業
 1989  東京藝術大学大学院修了
 1990  東京藝術大学研究生修了
個展
 1990. 2  ギャラリーなつか(東京)
 1991.10  大同ギャラリー(札幌)
 1992.12  ギャラリーR−BOX(札幌)
 1993. 4  ギャラリー山の手(札幌)
 1994. 4  アムアートギャラリー(札幌)
 1999. 3  札幌市資料館(札幌)
 2001. 5  アリアンス フランセーズ(札幌)

 2001.12  ギャラリーたぴお(札幌)
 2002. 1  石狩市役所ロビー展(石狩)
       4  レッドミルギャラリー(ヴァーモント、USA)
 2004. 1  道工房アートスペース(東京)
       6  Art Warm(石狩)
       8  テンポラリースペース(札幌)
      11  レッドミルギャラリー(ヴァーモント、USA)
主なグループ展
 1989.10  三人展THREE STROKE展 (埼玉県立美術館 浦和)
 1990. 7  「子供たちへ。そして、永遠の少年少女たちへ。」展 (ギャラリーR−BOX 札幌)
 1995. 1  道展70周年特別企画道展新鋭作家展 (大丸藤井セントラル・スカイホール 札幌)
 1996.12  「冬・あかり・ぬくもり」展 (ギャラリーR−BOX 札幌)
 1997.11  道展企画展「空間の探査」 (大丸藤井セントラルスカイホール 札幌)
 1998.12  A*MUSE*LAND’99(SUN & MOON)展 (北海道立近代美術館 札幌)
 2000.12  北の創造者たち2001「美術スル見方」展 (札幌芸術の森美術館 札幌)
 2001. 5  第10回国際タペストリー・トリエンナーレ (中央染織博物館 ウッジ、ポーランド)
 2002. 8  北の彫刻展2002 (札幌彫刻美術館 札幌)
 2003. 4  札幌の美術2003 19+1の試み展 (札幌市民ギャラリー 札幌)
 2004. 7  アートとの対話〜五つの記憶展 (紋別市立博物館 紋別)
コミッション・ワーク
 1992. 8  第一生命東戸塚教育センタービル (横浜)
 1993. 3  札幌市豊明高等養護学校 (札幌)
 1994.11  ながぬまコミュニティ公園 (長沼町)
 1998. 2  石狩市総合保険福祉センター「リンクル」 (石狩)
      11  フコク生命ビル (札幌)
助成及び受賞
 2001   石狩市による助成を受け、第10回国際タペストリー・トリエンナーレに出品参加
 2002   フリーマン基金による助成を受けヴァーモントスタジオセンターのレジデンスプログラムに参加
 2003   ヴァーモントスタジオセンターよりフルフェローシップを受賞し、レジデンスプログラムに参加
 2004   フリーマン基金による第11回アジアン・アーティスト・フェローシップを受賞
        同年10月よりヴァーモントスタジオセンターのレジデンスプログラムに参加

川上りえは、作品を通して彼女の生命観を表現したいと言う。
ただし、この場合の"生命”は、人間や動物など生き物の命のことではない。私たちの日常的な尺度で認識するものの大きさや時間の流れを越えたところに存在するものだ。たとえば、電子顕微鏡で眺める原始の動きや、構築と破壊を繰り返す町の様子であったり、膨張する宇宙の姿であったりする。これらを意識すると人間が自然界のごく一部の存在でしかなく、人間の価値観に縛られている自分の意識を開放でき、とても心地よいものを感じるという。
今回のテーマは「EARTH ENERGY」、我々の認識の外に存在するエネルギーのうねりのようなものを感じ取って欲しい。


エントランスホール階段踊り場から見た作品

左の写真とは反対の方向から見た作品

Currents T Currents U
ここで言う「Currents」は、川上の言う私たちの日常的な尺度を越えた時間の流れを言うのだろうか。
「Currents T」は、都市が構築と破壊を繰り返し形を変えながら生きてゆく。その変化を感じ取ることはその時を生きている我々には難しいが、もっと大きな時間軸、例えば都市を天空から俯瞰し街の変化の痕跡を見ることができれば理解し易いだろう。素材の鉄を溶接した痕も都市の変化の流れを表現している。
「Currents U」は、膨張を続ける宇宙あるいは膨張する熱帯の上昇気流などをイメージさせる。

Overflow T

Overflow U

Overflow V
「Overflow T〜V」の主要構造体ともいえる四角形のがっちりとした骨組みは、既成の秩序・ルールあるいは殻といった概念だろうか。それを乗り越えて溢れ出るものを鉄製のベルトで表現している。今回のテーマ「EARTH ENERGY]を既成の尺度で認識できないエネルギー、あるいは計り知れないエネルギーの存在として感じられるのですが如何?
「Overflow U」は、2階ホールに展示。

It Grows Without Consciousness
左の作品名を直訳すれば「それは認識無く成長する」だ。7角形の立方体とその根が我々や立方体それ自身の認識の無いまま深く広く伸び大地のエネルギーを得て成長しているということか。

右は、展示を終え一段落の作者(左)と北海道教育大学金属造形研究室助教授の佐々木けいし氏。

エントランスホールは、一般的なギャラリーと違い街行く人々が窓を通して、またビル内オフィスにお勤めの方が日常の仕事の場で頻繁に見られるところに大きな特徴がある。また、作品側から見れば、無彩色の展示用ホリゾントがあるわけではなく、大きな窓を通して人や車それに近くのビルを背景に展示される環境にある。
ここでは、エントランスアートの特徴をよく表した写真を並べてみた。
上に同じ 展示作業中の作者と企画委員の伊達先生(中央) 展示会の案内板

エントランスアート
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