小 林 麻 美
「夜の周縁」

平成17年5月9日〜5月29日
小林麻美(こばやし あさみ)
札幌市生まれ、札幌市在住

主な展覧会
2000 菅原朋子・小林麻美二人展「ふくらめる湿度」 /This is garelly
2001
 
栞プロジェクト /石狩図書館
「UNDER23」 /CAI
2002
 
 
 
「The LIBRARY 2002」 /This is garelly ・ Garelly そわか(京都)
「LIBLARY PROJECT IN PRAHA 2002」 /FREE SPACE PRAHA ・ 星ビル(帯広)
小林麻美個展 /TEMPORARY SPACE
卒業制作展 /時計台ギャラリー
2003 「私のお宝交換プロジェクト」 /公開秘密結社アジト
2004 「札幌の美術2004 20人の試み展」 /市民ギャラリー
2005
 
「自分のためにアートを買いたい」 /CAI
修了制作展 /時計台ギャラリー

5月8日(日)の午後、小林麻美さんが展示準備中のエントランスホールは学校の美術教室のような油絵の具の香りで満たされていた。まだ乾ききっていない作品もあって若手実力派が展示間際まで制作に没頭していた様子が目に浮かぶ。
ところで、今回のテーマは「夜の周縁(よるのまわり)」。輝くような光とそれによって出来る強い影はない。しかし、漆黒の夜でもない。夜の始まりか明け方かは見るものの解釈だが、描かれている対象物は、家の中から光がまだ薄くある外の様子である。これがどの作品にも見られる共通の作者の見る位置である。
「札幌の美術2004 20人の試み展」でも独特の特徴ある構図が際立っていたが、今回の作品も例外ではない。
じっくりとご覧いただきたい。


「夜の周縁」 エントランス左手の黒御影石の壁に展示。
両方の絵ともカーテンの隙間から外を見る。左の絵には疾走する馬が描かれているが、首から先は走り抜けてカーテンの陰に去っている。右の絵にはカーテンの隙間から水滴の付いた蜘蛛の巣がみずみずしく描かれている。


「room」
出窓に置かれた盆栽だろうか。カーテンが中途半端に
閉じられている日常よくある光景を描いている。

「night walking −tree hat−」
今回初めてエントランスホール階段沿いの壁に展示。女性の頭を背景の木でカット。小林麻美の特徴のある構図。


「the view from window」
小林麻美は、カーテンやテープを対象物の前に描き自分の視点を強調する。これもその典型的な作品である。

 

「on the night of botanical garden」
夕暮れ迫る植物園でアジサイとそれを佇んで見ている少女?やがて訪れる夜の静寂を強く感じさせてくれる。ここにもテープが。

「way side」
左の作品と同じ庭だろうか?
暮れなずむ夕刻と満開の花の
疲れを感じるが・・・・。

「外で遊ぶ」
傘の骨に洗濯物だろうか。傘や衣服は自分を囲う、まとうものとしてイメージしているとのこと。外で遊んでいても家の庇護の下にあるということか?

「よそのうさぎ」
隣が飼っているウサギでしょうか。
可愛いので家の中に入れてあげたが
ウサギは耳を高くあげ緊張しているよう。

「シカの木」
中央に腰から下の少女の足。その前面左に寄せてシカの角に似た枯れ枝。ここにも小林麻美の独特の構図が見られる。


展示風景


エントランスアート
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